楽しい再会と、脳の海馬のお話
ピラティスに関わるようになってから、身体だけじゃなくて、脳の仕組みや老化についても自然と関心が湧くようになりました🧠✨
そんな中、先日ちょっと面白い体験がありました。
なんと、14年ぶりに前職で関わった方と再会したんです!
スマホの写真やSNS、メールの記録などを頼りに「あれ?そんなに会ってなかったんだ…!」と気づいたくらい…笑。
久しぶりにお会いしてお話ししているうちに、当時のエピソードが少しずつ思い出されてきて、まるで芋づる式のようにそのときの気持ちや状況まで蘇ってきました😊
美味しいランチを楽しみながら、「あのときこんなこと言ってたな〜」なんて懐かしい話が止まらなくて、時間があっという間に過ぎました。
そこで、最近読んだ脳科学の本『本当は脳に悪い習慣、やっぱり脳にいい習慣』の内容と、この出来事がつながったんです。
本の中に「エピソード記憶を呼び覚まそう」という章があって、ざっくりこんなことが書いてありました:
記憶は「短期記憶」と「長期記憶」に大きく分けられ、さらに長期記憶は「意味記憶(一般知識)」「エピソード記憶(体験・思い出)」「手続き記憶(体で覚える)」の3つに分類される。それらを整理しているのが、側頭葉の奥にある“海馬”。
海馬ってすごいんですよ。脳の神経細胞って基本的に年齢とともに減る一方なんだけど、海馬だけは“新しく細胞を生む”ことができるんです。これを「神経新生」と言うんだって。
1998年にこの仕組みが発表された時は、脳科学界にとって“世紀の発見”だったそうです。
でも…良いことばかりでもなくて、海馬は脳の中でも特にストレスに弱い部位。過度なストレスで萎縮してしまうと、短期記憶を長期記憶に変換する力が弱まってしまうそうです。それが認知症の症状にもつながる、とのこと。こわいよね…😱
じゃあどうすればいいの?ってところで出てきたのが「エピソード記憶を呼び覚ます」っていうアクション!
昔の写真を見たり、懐かしい音楽を聴いたり、アルバムを開いてみたり。当時の感情が一緒によみがえってくるような体験が、実は脳を若々しく保つ鍵なんですって。
今回の再会も、まさにその「エピソード記憶を呼び覚ます」体験そのものでした😊
以前、「過去は振り返らない主義」っていう潔い生き方をしている方とお話しして、「かっこいいなぁ」って思ったんですけど、こういう“懐かしさ”に浸るのも、脳にとってはいい刺激になるんですね。
改めて、楽しくて、ちょっと学びにもなった一日でした🌿
その方はパン作りのプロなのですが、私がキャロットケーキが好きって言ったのを覚えていてくれてプレゼントしてくれました❤️
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