筋の反射抑制とは?

筋の反射抑制って?:

1a抑制:対象となる筋の拮抗関係となる筋を刺激して対象筋を抑制する

1b抑制:ゴルジ腱器官や関節周囲の機械受容器の刺激を介しての抑制

半回抑制:対象となる筋の反復収縮刺激による緊張抑制


私自身、体の不調は、「運動で改善する」と思っていました。


でも実際にこの“反射制限を取る”体験をしたとき、動きやすさや呼吸のしやすさが一気に変わり、「まず制限を外してから運動することが大切なんだ」と実感しました。


「ちょっとした違和感が、ある時痛みになってしまった」とことはよく起こることですが、違和感があった時に、人は無意識にその動きを避ける動き方をします。その違和感が、「長時間の不良姿勢」や「特定の筋の使いすぎ」だった場合、筋の血流が阻害されると言うデータがあります。筋の血流が阻害されると、筋代謝の低下から侵害受容器の興奮、そして痛みなどの異常感覚につながります。そこから動きの制限につながり、関節のポジションが変わってしまったり、筋バランスが崩れることで姿勢に影響が出てきます。


このような反射的な制限がある場合に必要なのは、マッサージやストレッチではなく、「反射を利用したアプローチ」になります。


身体に存在する反射制限を取り除くことで、本来の自然な動きを取り戻し、安心して運動を楽しめるようになります。