骨粗鬆症と左右差が気になった話〜食べること、動くこと、そして未来の自分〜
ピラティススタジオで働いていると、クライアントさんと「体」や「健康」の話題になることがよくあります。
先日も、「最近ちょっと太っちゃって…」とおっしゃる方がいて、「食事の量を減らしたほうがいいのかなぁ」と悩んでいらっしゃいました。私自身も、「なんとなく、食べる量を減らすのは違う気がするな」と思っていたのですが、その理由をうまく言葉にできませんでした。
そんな中、たまたま理学療法士の方と話す機会があり、いろいろなリハビリの現場の話を聞いて、「ああ、だからか」と自分の中で腑に落ちたことがありました。今日はそんな気づきについて、書いてみたいと思います。
その理学療法士さんは、脳卒中やケガの後のリハビリを幅広く担当されているそうで、側弯症や高齢者の運動についても詳しく教えてくださいました。
中でも印象的だったのは、骨粗鬆症が進行してしまい、歩くことすら禁止された高齢者の話。大腿骨の骨密度が極端に低く、わずかな衝撃で骨折につながってしまうのだそうです。中には、片足立ちをしただけで圧迫骨折してしまうケースもあるのだとか。
また、側弯症の方では、背骨がねじれて横にカーブしている状態で筋力が支えきれず、圧迫骨折につながることもあるそうです。
私自身も、先日ピラティスのセッション中に「脚の長さに左右差があるから、将来このままだと背骨が潰れるかもよ」と言われたばかり。
「いやいや、脅さないで〜😂」と思ったものの、あながち冗談ではない現実がそこにあると感じました。
その理学療法士さんは「ピラティス、いいですよね!自分も興味あります」と言ってくださり、私も改めて、「ピラティスは将来の元気に繋がる大事なツールなんだ」と実感。
今は「子どもと元気に遊ぶため」や「日々の仕事を軽やかにこなすため」にピラティスを続けていますが、それが未来の自分の健康貯金にもなると思うと、ますますやる気が湧いてきます。
そして、食べることも大事だなあと、改めて感じました。
骨密度は20歳頃をピークに、そこから減っていくそうです。つまり、若い頃の食生活が将来の骨を支えているということ。
「食べすぎはよくない」「身体が重くなるのは避けたい」と思いがちですが、骨のことを考えるなら“食べなさすぎ”もリスクになるんですね。
身近には大食い&早食いが多いのですが(笑)、私は「しっかり噛んで、しっかり栄養をとる」食べ方を意識していきたいなと思います。
骨粗鬆症予防におすすめの食材・献立アイディア
骨を元気に保つには、以下のような栄養素が大切です:
カルシウム(骨の主成分)
例:小松菜、干しえび、ヨーグルト、チーズ、豆腐、しらす
ビタミンD(カルシウムの吸収を助ける)
例:鮭、サンマ、卵、きのこ類(特に干ししいたけ)
ビタミンK(骨の代謝をサポート)
例:納豆、ブロッコリー、モロヘイヤ
マグネシウム・たんぱく質も骨の構造に必要
おすすめの献立例:
朝食:納豆ご飯+味噌汁(豆腐・わかめ)+焼き鮭
昼食:チーズ入りオムレツ+ブロッコリーサラダ+雑穀パン
夕食:鶏むね肉と小松菜の炒め物+しらすご飯+きのこスープ
おやつ:ヨーグルト+干しぶどう or アーモンド
骨を育てるには運動だけでなく、「何を食べているか」もとても大事。これからも食べること、動くこと、どちらも丁寧に大切にしていきたいですね。
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